スケープゴートを探している?
- 2008/08/02(土) 13:44:06
7月末まで働いていた職場の話。
リーダーさんの席に行ったら、画面にwikipediaの「スケープゴート」のページがででんと広がっていた。
スケープゴート(scapegoat)は、「身代わり」「生贄(いけにえ)」などの意味合いを持つ用語。「贖罪の山羊」等と訳される。
原義としてはヘブライ聖書において、贖罪の日に人々の苦難や行ってきた罪を負わせて荒野に放した山羊を指した。現在の意味はこのやや宗教的な意味合いから転じて、不満や憎悪、責任を直接的原因となるもの及び人に向けるのではなく、他の対象に転嫁する事で、それらの解消や収拾を図るといった場合のその不満、憎悪、責任を転嫁された対象を指す。簡単な使われ方として、事態を取りまとめるために無実の罪を着せられた「身代わり」や、無実の罪が晴れた場合の「冤罪」などが存在する。
政治の一つの手法として使われる意味合いとしては、方針や主義に不利益とされる小規模な集団や社会的に弱い立場の人間をスケープゴートとして排除するなどして、社会的な支持や統合を目的とするといったものもある。一つの例として、第二次世界大戦中のナチスが行ったホロコーストは、ユダヤ人をスケープゴートの対象としたものである事が挙げられる。
心理学の一つの用語としても存在する。特に精神分析学や社会心理学において、人は無意識のうちに、不満や不快を覚えると、不快感やルサンチマン等を他者に対して抱く。こうしたことは特定の集団において起き得るのであり、そうした不快感を押し付けられたり被けられたりした個人は、その特定の集団内においてスケープゴートとなるのである。
Wikipedia スケープゴート
リーダーさんはいつもまじめで、仕事中にネットを見る人ではない。
更に障害が発生して非常に忙しい状況だったので、その状況でスケープゴートを調べるって、誰かに何か言われたんだろうか、と心配になってしまった。
夜に飲み会があったので、その話をしてみたら、会議中にやはり「スケープゴート」の話が出てきたらしいのだ。
障害を起きた仕組みの(起きる原因になってしまった仕組み上の穴)話ではなく、「障害を起こした人を責める」ような議論だな、と、一番上の偉い人が言ったらしい。確かに。
障害が起きてしまったら、それをいかに早くリカバリするか、二度と起きないための仕組みをどうするかを、送球に顧客に説明して説得しないと納得してくれない。せめて復旧だけでも早急に(けれども復旧の手順の漏れによる2時災害なんてのが起きないように確実に)。
家に戻ってスケープゴートを調べてみたけど、怖い言葉だなぁと。
人狼というゲームでは、スケープゴートをSGとか言って、しょっちゅう狼と思って吊ってしまうあそびなんかもあるけど。まさに生贄。
そのリーダーさんも生贄の羊という言葉は知っていたけど、語源は何なんだろうと思ったらしいです。
そして、障害を起こした人じゃなくて、仕組みに目を向けさせる偉い人って凄いと思った。障害が発生して徹夜でイライラしている時に冷静にいえるって凄い。
仕組みに漏れがあれば、また別な人(自分かもしれない)が、同じコトを起こしてしまう可能性があるんだよな、と。
人間はミスをする生き物だから。
難しいけど、気をつけよう。
自分が生贄の羊にならないように。そして誰かを生贄の羊にしてしまわないように。
そして生贄の羊になってしまったり、してしまったときは、考えよう。
生贄で解決することなんて無いと思うから。
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